カウンチンセーター(KANATA)

僕が1991年、カナダのバンクーバーで購入したカウンチンセーター。
イーグル(鷲)柄で、「名声やリーダーシップ」という意味だそうです。

でも、カナダのインディアン部族の間に伝わる神鳥「サンダーバード(雷鳥)かもしれない。

カウンチンセーター(KANATA)

購入したのは大橋巨泉さんがオーナーを務めるOKギフトショップでした。カナダの代表的なアイテムとして、カウンチンセーターとメープルシロップが頭に浮かび、迷わずこのセーター手に入れました。

しかし、日本に帰国すると、そのいかにもカナダ行ってきましたといった感じのため箪笥の奥深くに眠っていました。
それでも最近、タンスを整理していて気づいたんです。厚手のセーターが、カウンチンを含めて実に6枚もあることに。当時はこのような太い毛糸のセーターが流行っていたのか、はたまた単に僕の好みだったのか。

年齢を重ねると共に好みは変わり、薄手のニットが好無用になりましたが、このカウンチンセーターの暖かさは別格。たしこのセーターは重さ(1.5〜1.7kg)ですが、きてしまえばその重さも感じさせないほど快適な着心地で、寒い日には最高の選択です。

タグに書かれているブランド名「カナタ(KANATA)」を調べてみるとかなり老舗でした。

公式サイトを見てみると、最近の流行はボタンではなくファスナーのようです。ボタンのものは一つもありませんでした。

変わりゆく時代の中で、僕のカウンチンセーターは、遠い昔の記憶とともに、いつの間にか時代を超えた価値を持つ愛用品となりました。

カナタ(KANATA)」は1979年創業のカナダの老舗ニットブランド。

40 年以上前、バンクーバーでウールのセーターを手作りする熟練した編み手たちのグループから始まりました。現在、2代目の家族経営企業として、品質、伝統、持続可能性への取り組みがすべての活動の中心であり続けています。

僕たちのデザインは、バンクーバー島の海岸セイリッシュ族であるカウチン族に起源を持つ独特のパターンと厚いウールのスタイルからインスピレーションを得ています。地元産の最高品質のウールのみを使用し、セーターは熟練した職人によって伝統的な手法で一つ一つ手編みされています